ローコスト住宅を安っぽく見せないコツ

ローコスト住宅を安っぽく見せないコツ

ローコスト住宅と聞くと、見た目がみすぼらしい住宅だと感じてしまう人がいるでしょう。確かにかけるお金を減らすとなれば、使用できる建材は限られてきます。高級建材を使用するのは難しく、格安建材を使用する状況が増えてくるでしょう。一方で工夫次第でローコスト住宅であっても、安っぽく見せない秘訣はあります。それは全体的に地味な外観に仕上げることです。派手な外観を追求すればするほど、建材の品質の差が目立ってきます。地味な住宅設計にすれば安価な建材を使用しても浮きにくいのです。安っぽくしないコツには、メリハリをつけて建てることもあります。ローコスト住宅はすべての場所をローコストに抑える必要があると思われがちですが、そのような決まりはありません。人の目につきやすい部分は無理なコストカットはせず、あまり外部に露出しない部分で節約するわけです。例えば寝室を客人に見せる状況は少ないため、コストを抑えやすいと言えます。

ローコスト住宅の基本的な特徴はシンプルであること

ローコスト住宅全般に見られる特徴として、シンプルであることがあります。複雑な作りにすると多くの建材が必要になりますし、工期も長くなります。建材と人件費が大きくなるので、建築費用も高額になるわけです。ローコスト住宅を実現する基本は、なるべくこだわりを捨てることです。こだわりが多いほど間取りは複雑になり、それがコストアップを招きます。こだわりよりも住みやすさを重視したほうが、コストを抑えられる傾向があります。複雑な形状をした家よりも、シンプルな形状をした家のほうが動線を最適化させやすいです。室内を快適に移動するには、いかに線を意識するかが重要なポイントになります。移動中に何度も左右に振れたり、曲がったりする状況はストレスになるでしょう。ローコスト住宅づくりでは不要な設備を導入しないことも大切です。あると便利だけど、なくても困らない設備は除外してください。例えばパントリーが必須ではないのであれば、希望条件に入れないようにします。